インド人スタッフと雇用契約を結ぶ際の注意点とは?


■怒ると前に進まない

--PETボトルに水道水ですか。普段の何げない契約行為は確かにあいまいなものかもしれません。では、交渉時、契約時に重要なことは何ですか。

当たり前と思うかもしれませんが、「遠慮せず、油断せず、確認する」ことでしょうか。インドに進出した日系企業でも土地問題などの深刻なトラブルは、契約時の基本的な確認ミスが原因で起きることが多いです。

当然、雇用契約でもそうです。「インド人を疑え」ということではありません。いつでも誰に対しても疑心暗鬼になって構える必要はないのですが、無防備はダメだということです。

日本人は過度に性善説に傾斜しているため、目の前にいる人物や取引先を疑うということをしません。

また通常の日本人なら、疑うことに疲れを感じたり、目の前の人を疑うこと自体に良心の呵責を感じることもあると思います。「こんなことを確認したら、失礼だろうか。こんな契約条項を入れるのはどうだろうか」と遠慮するのはまずいですね。

契約不履行になると何がどうなるのか、きちんと決めておかなくてはいけません。遠慮せずに確認すること、問題になりそうなことは排除しておくことが大事です。

そして、これにスマートさが加わればよいですが、順番が逆になり、「スマートで礼儀正しいが、契約として不備がある」ということにならないようにしたいものです。

さて話をインド人との雇用契約に戻しますが、「雇用契約書」「就業規則」がグローバル基準になっているか、そもそも英語版があるか、権利・義務内容が明確か、従業員側が利己的な対応を取った場合に会社側が適切に対応できるようになっているかなど、注意すべき点はいろいろあります。一度、そういったことを見直す必要があるでしょう。

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カーリング人気萌芽の時代から、平昌五輪での銅メダル獲得まで戦い抜いてきた著者。リーダーとして代表チームを率いつつ、人生の一部としてカーリングを楽しめるにまで至った軌跡や、ママさんカーラーとして子育てで得た学びなどを語る。