
日本人が苦手な「描写的言い回し」
『「一生許されない人」「OKな人」謝り方、6つの差』の記事で、「最近、不倫で世の中を騒がせた芸人の謝罪の方法」について触れました。
彼の行為が、これだけの批判を集めてしまう理由のひとつに、その「ディテールの描写性」があると感じています。
皆さんが、次の2つの話を聞いたとしましょう。
B「美人で有名なあの女優Zさんを妻に持ち、生まれたばかりの子どもがいる有名芸能人Xが、誰でも知っているあの高層ビルの『多目的トイレ』で不倫をし、『1万円』を渡していた」
どちらに「生理的不快感」を覚えるでしょうか? 圧倒的に「B」ではないでしょうか。
「場所」や「金額」が特定されており、聞く人の頭の中に極めて鮮明に「絵」が投影されてしまっているからです。
この「絵」を記憶から拭い去ることは容易ではありません。
実はこれは、アメリカの学校教育で教えられる「お描き話法」に通底するコミュニケーションの技法ともいえるのです。
本記事では、「話が伝わらない人」と「うまい人」を決定的に分ける、たった1つの「ある法則」について解説します。
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