- どうやってこの冬を乗り切るのか?万が一感染したとして、自宅療養となった場合、家族はどう看病したらいいのか?どうしたら家庭内感染を防げるのか?
一人暮らしのサラリーマンが感染したら?
感染者が増加してくると、すべての感染者を入院させることはできません。医師が入院による治療が必要と判断した人、または重症化するリスクの高い人のための病床確保が必要になります。
そのため、「軽症」と医師に診断され、かつ重症化リスク因子に該当しない人は、自宅療養の対象になります。自宅療養の場合は、1日に1回、体温や咳、鼻汁、倦怠感、息苦しさなどの健康状態について、保健所(又は保健所から依頼された方)へ報告して指示を仰ぐことになっています。
◆CASE1 一人暮らしのサラリーマンが感染した場合
・29 歳男性
・新型コロナウイルス感染症「陽性」
・ひとり暮らし、かつ軽症のため自宅療養対象者
・熱は38℃程度が出ている。発症して2日目
ひとり暮らしのサラリーマンが自宅療養をする場合について考えてみます。恐らく高熱や強い倦怠感のせいで、あまり動けなくなります。飲料水やゼリー状の栄養補助食品のようなものをできる限り枕もとに置いて、自分で取れるようにしましょう。
寝室の窓は少し開けておき、換気します。そして、もしあれば加湿器で湿度調整しましょう。
【ポイント】
① 空気が乾燥しないように加湿をします。加湿器がなければバスタオルを濡らして干しておきましょう。
② 高熱のときには、両脇の下など太い血管のところにタオルでくるんだ保冷剤などで冷やしましょう。首の後ろや足の付け根なども効果的です。
③ 窓は少し開けて、換気をしましょう。数分程度の換気を1時間に2回程度、完全に空気を入れ替えます。2方向に窓があれば両方開けます。
④ 自分自身で看病をしなければならないため、枕もとに必要なものはすべて置いておきます。飲料水や体温計、パルスオキシメーター、ゼリー飲料、チョコレート、タオルなどです。取りやすい位置に置きましょう。
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