一人暮らしのコロナ感染「自宅療養」マニュアル バスタオルを濡らし干す、換気を1時間に2回…

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◆CASE2 二世帯家族・お母さんが感染したら?

・陽性者は45 歳女性
・無症状感染者。職場内での感染
・同居家族は、祖父母(70 代)、長男(16 歳)、長女(10 歳)
・祖父母が高齢のため、看病者は長男が担当
・1階に祖父母が、2階に母親一家が居住

親が新型コロナウイルス感染症に感染した場合は、子どもが親を看病するほかありません。2世帯住宅で祖父母と暮らしていても、高齢者は重症化のリスクが高いため、看病を頼ることはできません。冷静に対処をしましょう。
 2世帯家族、かつひとり親家庭の、母親が感染した場合について考えます。まず、先述の通り祖父母を感染者に近づけないようにします。1階と2階など居住スペースを完全に分けましょう。

また、もし他に兄弟姉妹がいたとしても、看病者はやはり1人に限定しましょう。不安かもしれませんが、同居している家族は感染者の症状が軽快してから14日間経過するまでは、自分の健康状態を注意するほうに集中しましょう。

もし自分だけで看病することが難しいと感じる場合は、居住地の自治体の担当者に相談をし、宿泊療養に切り替えるというのもひとつの手です。宿泊療養というのは、自治体の用意した宿泊施設やホテルなどで療養をするということです。高齢者との居住スペースを分けることが難しい場合なども、宿泊療養の対象者になります。

看病者は一人に限定

【ポイント】

① 看病する人だけではなく、陽性者もマスクを着用するようにしましょう。

② 看病者は1人に限定し、マスク、メガネ、手袋、ビニールのカッパを着用して看病します。

③ 無症状の場合でも、必ず居室を分けて感染者は極力そこから出ないようにしましょう。

④ 同居家族は感染している可能性があるため、できる限り外出は自粛してください。

⑤ 共有スペースには消毒用アルコールを置き、お互いのスペースを行き来する際には必ず除菌をしましょう。

⑥ 重症化リスクの高い人は、できる限り陽性者の居室には近づかないようにしましょう。

このほか、高齢者夫婦のみで暮らしている場合、小さな子どもが感染した場合、ペットと暮らしている場合など、様々なケースが考えられます。他のケーススタディは『新型コロナ自宅療養完全マニュアル』に掲載してあります。

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