子どもの「家事手伝い」は何歳から始めるべきか お手伝い第一歩にオススメなのは「玄関掃除」

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子どもがグズグズしていると、つい「何度言ったらわかるの」「どうしてできないの」など、責めるような言い方になってしまいがちです。怒ってばかりだと、子どもはもちろん、親もイヤな気分になりますね。

ちょっと立ち止まって、親子の関係が「叱る人」と「叱られる人」になっていないか、一度確認してみてください。もし、そうであったら、心を落ち着かせて、親子の関係を見直してみましょう。

小さなお子さんでも、怒られたからイヤイヤやるのではなく、自ら片づけたいと思うようにすることは「声かけ」次第でできます。

とくに、小さいお子さんには単に「片づけなさい!」と言っても効果はありません。

ポイントは、「片づけると、どういういいことがあるか」をイメージできるような声かけをすること。

わが家では食事の前に、それぞれが部屋を片づけて“リセット”するのですが、それは「気持ちよくご飯を食べられるから」です。

「さあ、スッキリ片づけて気持ちよくご飯を食べよう」など、片づけると「自分が気持ちいい」という感覚を育むことを心がけ、声をかけています。

[2~12歳児向け]小学生までの声かけ

自主性を持った片づけを、小さな子ども自身ができるようになるための声のかけ方をいくつかご紹介しましょう。

* わかりやすいメリットを最初に伝えてあげる
「これを片づけたらおやつにしよう」「遊びに行こう」

* お母さんからの希望やお願い
「お母さんと一緒に片づけてくれるとうれしいな」「今、手伝ってくれるかな?」

* 選ぶ余地を持たせる
「Aの箱とBの箱どっちを片づける?」

* 事前に伝えておく
「〇時になったらお片づけしようね」「今週末、おもちゃコーナーを整理しよう」
※子どもは大人のようには、すぐに切り替えられないので、事前に予告する

* 具体的に指示する
「〇時になったらご飯を食べるから、机の上のブロックを片づけてね」
※「もう片づけて、わかるでしょ」ではなく、具体的に

ちなみに、ゲーム感覚で行うのもいいのですが、これを兄弟間でやってしまうとけんかに発展しやすいので、「タイムトライアル」のように、「タイムを計る」「曲を流しているうちに終える」など、自分との競争という設定がいいでしょう。

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