民間調査会社の東京商工リサーチが実施した調査(11月9日~16日)によると、忘年会を「開催しない予定」と答えた企業は8840社で全体の87.8%。われわれ、ツナグ働き方研究所による3000人のビジネスパーソンを対象とした調査でも、公式な忘年会を開催しないとの回答が81.5%でした。さらに自粛に傾く企業も増えてくるはずです。
自粛続きだったからこそ飲みたい
忘年会開催をめぐっては、ネットやSNSでもいろんな声が飛び交います。
「大変な1年だった。集まってパアッと飲みたい!(50代/個人事業主)」
「今年は家族だけで自宅でやります。他の飲み会がなくなったぶん、奮発して贅沢します(30代/パート)」
「今年はいろいろなことを我慢してきたから、忘年会を楽しみにしてたのに……(40代/会社員)」
と、忘年会肯定派の声がある一方で、
「行きたくないけど、仕事の付き合い上、仕方なく参加する。行ってもコロナが怖くて楽しめないと思う(30代/派遣社員)」
「コロナの第3波が来ているので、忘年会が中止にならないかなと願っています(20代/会社員)」
「誘われても行きたくない。感染対策してやれば大丈夫という人もいるが、お酒が入ると徹底できなくなる(30代/会社員)」
と、忘年会への参加を危ぶむ声も少なくありません。
今年は自粛の年だったので、最後くらいパアッと飲みたかったと残念がる人、コロナウイルス感染へのリスクを気にする人。ざっと見たところ、賛否の意見は拮抗しているようでした。
どうしても忘年会を開催したい。そんな人たちの頼みの綱ともいえるのが、オンラインでの忘年会でしょう。
実はネットでは、いくつものイベント企画会社がオンライン忘年会の提案を行っています。オンラインでも楽しめるゲームやクイズ、参加者全員にデリバリーできる食事メニュー、簡単な請求対応など、忘年会幹事の琴線に触れそうなプランがズラリと並んでいて、オンライン忘年会マーケットが形成されそうな勢いです。
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