コロナ禍の飲食店を「おひとり様」が助ける根拠 お店で食事をするのは「団体客」だけではない

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では、20~50代未既婚男女における、食事のソロ飯率を見てみましょう。1週間当たり何回1人で食事をするか(昼食と夕食のみ)の質問でソロ飯率を割り出したものです。

ただ、未婚と既婚と分けるだけではなく、未婚でも1人暮らしの単身者と家族と住む親元未婚、それに、同棲中のカップルもいるでしょう。既婚者にしても、夫婦だけの場合や子どもと同居の場合など世帯構造によりソロ飯頻度は異なると思います。よってそれぞれ分類して調査しています。

結果は以下の通り。未婚男女の1人暮らしのソロ飯率は平均9割です。親元に住む未婚は男で5割、女で4割程度に下がりますが、それでも既婚男女と比べると圧倒的にソロ滅率が高くなっています。

これに、前述した家計調査での外食費実額とを掛け合わせれば、その外食費の中で1人で行った外食なのか、複数で行った外食なのか、のバランスが推計できます。

ソロ外食市場の4分の3を独身が占めている

結果から言えば、20~50代に限った年間のソロ外食規模は、独身男性が約2兆2700億円、独身女性が約8600億円、2人以上世帯の家族は約9900億円となります。ソロ外食市場の4分の3を独身が占めていることになります。ここでいう独身には、単身者だけではなく、家計調査に表れない「目に見えない」親元同居独身の消費も含みます。

無論、これはソロ外食規模なので家族が少なくなるのは当然ですが、総外食市場内においても独身のソロ外食が占める割合は34%、独身男性のソロ外食だけで25%ですから、いかに外食産業において独身男性のソロ外食行動が貢献しているかがわかると思います。だてに、彼らはエンゲル係数が高いわけではないのです。

感染防止に気を付けながらも、経済を回す。それは決して矛盾することではありません。自粛すべきは外食ではなく会食です。「GoToSolo外食」ならそれが解決できるはずです。

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