確実にいる「勉強に向かない子」がするべき選択 親が"別にある花"を摘んでいるかもしれない

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「勉強に向いていない」という言葉を聞くと、バカにされたような印象を持たれるかもしれません。しかし、違う表現をすれば、「別の才能を持っている」ということでもあるのです。

つまり才能の「種」が違うということです。種が違えば、違う花が咲くのは当たり前のことです。しかし、「皆、同じ種を持ち、同じような花が咲くはず」と錯覚するところから、悲劇が始まります。

確かに学校の勉強ができるに越したことはありません。しかし、そもそも勉強に向いていない子が、学校へ行き、毎日勉強することは非常に苦痛なことでしょう。そこへさらに追い打ちをかけて、家でも塾でも勉強をやらせると、どのような結果になるでしょうか。本来は違う花が咲くのに、皆と同じ花を咲かせるために、「種」の品種改良みたいなことをやってしまいかねません。

勉強に向き不向きの子の特徴

勉強に向いている、向いていないという言葉を使ってきましたが、では、勉強に向いているとはどういう状態にあるでしょうか。これまで筆者が考察してきた子どもたちの共通項を挙げてみると、次のようになります。

<勉強に向いている子の特徴>
知的好奇心が強い、調べる習慣がある、なぜだろうという探究心がある、自分の意見を論理的に言う習慣がある、問題の矛盾を発見する、勉強をゲーム化・クイズ化できる、共通部分をすぐ見抜く

子どもの年齢によって異なりますが、このような特徴を複数個持っています。

では、勉強に向いていない子とはどういう子でしょうか。それは上記とほぼ真逆になります。

<勉強に向いていない子の特徴>
教科学習が退屈で面白みを見いだせない、勉強を自分でゲーム化・クイズ化できない、そもそも勉強内容に興味がないので「なぜだろう」とは思わない、勉強は意味がないと思っているので当然調べるという習慣はない、学習知識を得たいと思わない

このような子でも、あることがきっかけで突如、勉強に興味を持つということもありますが、そのようなきっかけを期待していても、いつやってくるかはわかりません。

では、勉強に向いていない子はダメな子なのでしょうか。実はダメどころか、とても高い能力を持っており、すばらしい「花」が咲く子が少なくないのです。

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