日本人が知らない「腸を汚す」意外な4大NG習慣 「スマホ、食べ方…」意外な習慣が実は危ない

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「調子が悪い」といって、すぐに薬に手を延ばすのはおすすめできません。

薬の乱用が「腸の詰まり」や「腸の衰弱」の原因に

【悪習慣2】調子が悪いとすぐに「薬」に頼ってしまう

ビジネスパーソンのみなさんは、ストレスなどから胃腸の調子が悪くなってしまうことも多いのではないでしょうか。そんなとき、すぐに胃腸薬に頼る人も多いと思いますが、実は胃腸薬の飲みすぎも要注意です。

「胃粘膜保護薬」を乱用すると、消化管の壁は食べ物から人工的に「隔離」されてしまい、消化管の力が弱ってしまうことがあります。極端な例では、弱った消化管の機能を取り戻すのに、何年もかかってしまうこともあります。

消化管の壁を保護しつつ食べ物をスムーズに送るには、「良質な植物性のオイル」が効果的です。私がとくにおすすめしているのは、エキストラバージンオリーブオイルやアマニ油、ココナッツオイルといった非加熱で高品質の植物性オイルです。

「オイルなんて飲んだら太るし、コレステロール値が上がるのでは?」と心配になりますが、オリーブオイルのような非加熱オイルをスプーン1杯飲むよりも、腸が詰まっているほうがはるかに不健康だし、太りやすくなってしまうのです。

そして、柑橘(かんきつ)類などの果物を意識してとることも効果的です。もしくはトマトやパプリカなどの野菜もおすすめです(私のメソッドでは、これらを「消化の早い食べ物」として分類しています)。

これらの食物を習慣的にとることで、弱った消化管を正常に近づけて「腸の汚れ」を取り除き、体の不調を軽減することができるのです。薬に頼る前に、「食生活の見直し」をすることが大切です。

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