原宿でハジける「米国発ポップコーン戦争」 ギャレット、ククルザに続きドックが上陸
キャラメルの甘い香りに誘われて、原宿交差点の裏通りに引き込まれると、黄色い看板が目を引くポップコーン専門店があった。米国コロラド州デンバー生まれの「ドックポップコーン」だ。
5月31日にアジア初出店を果たした同店は、「しつこくない味が売り」(ドックポップコーンを国内でFC展開するFSプランニングの古原岳志社長)の自然派ポップコーン専門店。
チーズの塩味が効いたトリプルホワイトチェダーと、ほどよい甘さのキャラメルブリスをミックスした米国1番人気のデンバーミックスは、レギュラーサイズで780円。3つの味を選ぶことができる特大サイズの3ガロン缶は6600~7200円と、味も価格もちょっと贅沢なポップコーンとなっている。
小商圏でしのぎを削る
原宿の高級ポップコーン専門店といえば、別の店を連想する人も多いのではないか。原宿ポップコーンブームの火付け役、シカゴ生まれの「ギャレットポップコーン」だ。同店は、2013年2月のオープンから1年以上経った今でも、平日に2時間待ちの行列ができる繁盛店である。
さらに同年9月に、シアトル生まれの「ククルザポップコーン」が表参道ヒルズに上陸すると、相乗効果で2店の行列はさらに長くなった。
原宿のポップコーン人気を二分する様子は、久しく大ヒット商品がなかった食品業界で、「原宿ポップコーン戦争」と話題を呼んだ。
今回ドックポップコーンが新たに激戦区・原宿に参戦することで、表参道から原宿にかけての徒歩10分圏内に3店もの米国系ポップコーン専門店が鼎立することになる。
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