中田敦彦がテレビ→YouTubeへ舞台を移した訳 失敗を重ねたって挑戦続ければ最後には勝てる

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――芸人・ミュージシャン・YouTuberとあらゆる職種にキャリアアップを続ける今、何がいちばんの「幸福」だと感じますか?

朝起きて、朝食が美味しかった。本当にそれだけで幸せなことだと思います。

ハッキリ言ってしまえば、どれだけ成功しても不安はつきまとうと思いますね。

資産が10倍になったところで「この資産が消えたらどうしよう」と感じるんじゃないかな。

今後は「承認欲求が満たされること」と「健康」。

この2つこそが、幸福を感じるための重要な尺度になってくるのではないでしょうか。

家族や仲間の中で「お前って本当すごいよな」と言ってくれる人がいたら、それ以上の幸せは本来ないはず。そう思えば、承認って意外と簡単に得られますよね。自分を承認してくれる人を確保したり、飛び込んだりすればいいだけの話ですから。

でも、多くの人は、承認してくれない人のところに行きたがります。自分を認めてくれる人の近くにいるほうがいいと、僕は思いますね。

数年後は絶対にYouTuberをやっていない

――これから先の展開を教えて下さい。

『幸福論 「しくじり」の哲学』(徳間書店)書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら

どこかの国に移住しようと思っています。英語で、世界中の人と一緒に動画を作りたくて。

海外のインフルエンサーになると、1つのアカウントで登録者数が3000万人以上いるケースがあります。

英語圏は日本語の約14倍あるし、中国語やスペイン語も影響力があるので、そういう国の人々と関わってみたいですね。

Zoomでも対談できる時代ですし、どんどん今からしゃべって世界に飛び込みたいです。

アメリカやヨーロッパ、東南アジアでも、今、コンテンツとしてどんどんYouTubeやNetflixといった動画配信サービスが台頭しています。

これからの時代、あらゆる職業が変化したり消えていったり、どんどん入れ替わると思うので、僕自身も数年後は絶対にYouTuberをやっていないと思います。

大木 亜希子 作家、ライター、女優

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おおき あきこ / Akiko Ooki

東京都在住。2005年、ドラマ『野ブタ。をプロデュース』で女優デビュー。数々のドラマ・映画に出演後、2010年、秋元康氏プロデュースSDN48として活動開始。その後、タレント活動と並行しライター業を開始。Webの取材記事をメインに活動し、2015年、NEWSY(しらべぇ編集部)に入社。PR記事作成(企画~編集)を担当する。2018年、フリーライターとして独立。『小説現代』(講談社)で小説『シナプス』『風俗嬢A』『MILK』など書き下ろし。「文藝春秋」等、寄稿。著書に『アイドルやめました。AKB48のセカンドキャリア』(宝島社)、『人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした』(祥伝社)発売中。

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