清掃員も困惑「得体の知れぬヤバいゴミ」の正体 散乱する包丁や注射器、謎の液体入り紙パック
世のほとんどの清掃員は、理不尽なゴミが現れると、顔を歪めながらも気持ちを押し殺して回収している。本来なら、背中を向けて走って逃げてもいいくらいだ。世の中には、人知れず悲鳴をあげながら、今日もゴミと格闘している清掃員が大勢いる。ゴミ清掃は恐怖との闘いだ。いつどこに、どんなゴミが潜んでいるかわからない。
大多数のまともなゴミの中に時折、ヤバいゴミが混じっている。包丁がそのまま捨てられていて、飛び出してきたこともある。可燃ゴミに割れたグラスが入っていて、掴んだ瞬間、軍手を突き破って、血が吹き出たこともある。
「触るなーーー!」温厚なベテラン清掃員が絶叫するので、回収の手を止めると、可燃ゴミの中に注射針がびっちり入っていたこともあった。そのまま知らずに掴んで、万が一針が刺さったら、何かの感染症にかかる恐れもある。
清掃員を悩ます「ヤバすぎるゴミ」
今から8年前、忘れもしない一般的な住宅街の集積所。そのほとんどがきちんとしたゴミ出しをされている中にひとつ、そのゴミは混じっていた。
それはゴミではなかった。概念すら覆される。ゴミを回収するのが、ゴミ清掃員の役目だが、集積所に置かれているゴミの山の中には、ゴミではない物が混じっているという。
相棒:滝沢さん、気をつけてね。ここは小便が飛び散るかもしれないから。
滝沢:え? なんで? どういう訳? なんで、なんで!?
質問しているうちに飛び散るかもしれないので、一旦清掃車から離れ、再度その日の相棒に疑問を投げかける。
滝沢:寝たきりの人の? なんでおしっこが飛び散るの? トイレに行けない人とか?
相棒:全っ然違います。僕、ここの住人に聞いたんですけど、寝たきりの人はいないと言っていました。ただ何をしているかわからない、ブラブラしている人がアパートに住んでいるから、そいつじゃないかって。牛乳パックだけを置いて部屋に戻っていったのを見たことがあると言ってたので、間違いないっす。
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