「読書好きの子」の親が共通でやっていること 高校生では2人に1人が本を読んでいない

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小さなお子さんがコトバや読書への好奇心を伸ばす方法を、ご紹介していきます(写真:PanKR/PIXTA)

言語能力はすべての教科の基礎となり、あらゆる活動に関わってくる要素となるので、非常に重要な力であることはいうまでもありません。

しかし、国語が好き、本を読むのが好き、文章を書くのが好きという子どもは非常に少ないのが現状ではないでしょうか。小さい頃からコトバに慣れ親しみ、学校でも最も時間をかけて国語の授業を受けているのに、国語への興味、コトバへの好奇心が年を重ねるたびに薄れていくのはなぜでしょうか。

学校生活を重ねるほど本を読まなくなる

公益社団法人全国学校図書館協議会の第65回学校読書調査(2019年)によると、1カ月に1冊も本を読まなかった人の割合は、小学生で6.8%、中学生で12.5%、高校生で55.3% です。つまり、小学校から中学校、中学から高校と、学校生活が長くなるほど、子どもたちは本をまったく読まなくなる傾向にあるということです。小学生の約90%以上は毎月何らかの本を読んでいるのに、高校では2人に1人は本を読まなくなります。

小学生はより平易な本を読んでいるということも想定されますが、それにしても学校生活を重ねるほど本を読まなくなるというのはいかがなものでしょうか。学校教育は、子どもたちが本来持っていたコトバへの好奇心を摘み取ってしまっている可能性があります。

私は、ハーバード教育大学院で、世界の最前線の教育研究をしてきました。また、私自身が2歳〜11歳までの5児の親として子育てに励んでいる最中です。そこでわかったことは、やはり「好奇心」こそ、子どもの成長にとって最重要だということです。

本記事では、小さなお子さんがコトバや読書への好奇心を伸ばす方法を、ご紹介していきます。

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