第3回 日本の経営学の研究力は低い なぜ日本のビジネス研究は国際競争力がないのか

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見劣りがする “Business, Management and Accounting”分野の競争力

一方、 “Business, Management and Accounting”の分野はどうでしょうか。ちなみにこの分野は、以下の10のサブ・カテゴリーに分けられています。

・Accounting(会計)
・Business and International Management(国際経営)
・Industrial Relations(産学連携)
・Management Information Systems(経営情報システム)
・Management of Technology and Innovation(技術経営)
・Marketing(マーケティング)
・Organizational Behavior and Human Resource Management(組織行動と人的資源管理)
・Strategy and Management(経営戦略)
・Tourism, Leisure and Hospitality management(ツーリズム、レジャー、ホスピタリティ・マネジメント)
・miscellaneous(それ以外)

 まず、 “Business, Management and Accounting”全体での日本の被引用数国際ランキングは9位となっていて、高い位置にあります。しかし、その内容を見ると、“Marketing”の3位が大きく貢献しているためで、他のサブ・カテゴリーは、次のとおりそれほど高くありません。

・Accounting 23位
・Business and International Management 19位
・Industrial Relations 29位
・Management Information Systems 27位
・Management of Technology and Innovation 19位
・Organizational Behavior and Human Resource Management 19位
・Strategy and Management 21位
・Tourism, Leisure and Hospitality management 25位
・miscellaneous 19位

 いかがでしょうか。 “Chemistry”や “Material Science”分野と比べると明らかに見劣りがするのではないでしょうか(日本の野中郁次郎先生により提唱された知識経営を専門的に扱っている論文誌は、 “miscellaneous”に分類されています)。

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