第3回 日本の経営学の研究力は低い なぜ日本のビジネス研究は国際競争力がないのか

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 “Chemistry”と  “Materials Science”の競争力は高い

“Chemistry”分野全体での日本のランキングは米国についで2位で、 “Organic Chemistry”, “Electrochemistry”,  “miscellaneous”の三つのサブ・カテゴリーでも米国に次いで2位となっています。これは、ISI web of Knowledgeの “Chemistry”分野で、論文被引用数世界トップ100のなかに日本の研究機関が10機関入っていたこと、また先端電子材料や高機能高分子材料で日本企業が高い競争力を有していることと整合的な結果であると言えると思います。

 次に、材料科学( “Materials Science”)について見てみましょう。材料科学は、先に見たとおり、ISI Web of Knowledgeの研究機関別論文引用数ランキングで、上位100位までに九つの研究機関が入っていた分野です。

 この分野全体での日本のランキングは米国に次いで2位で、八つのサブ・カテゴリーのうち、 “Biomaterials”, “Ceramics and Composites”, “Materials Chemistry”, “Metals and Alloys”, “Surfaces, Coatings and Films”の五つでも日本は米国に次いで2位となっています。これらの分野では、日本の研究機関はかなりの競争力を維持していることがわかります。

次ページ見劣りがする “Business, Management and Accounting”分野の競争力
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