●「地頭」は鍛えられるか
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「地頭は鍛えられるとは思わない」が30%、「思う」が29%と拮抗している。地頭を後から鍛えられるかどうかは意見の分かれるところのようだ。
それでは、学生が面接用に地頭を鍛えることは可能だろうか。能力自体を短期間に鍛えることは難しいだろう。しかし、実際に持っている能力を短時間の面接の中で表現するやり方を上達させることはできるはずだ。持てる力を十分に発揮できず面接に失敗する人がいかに多いことか。
失敗しないためには、何より面接に慣れることが必要だ。友人、先輩、学校関係者などに協力してもらい、面接シミュレーションを行い、そこで率直な評価をしてもらい、改善すること。余裕を持って面接に臨み個性的な受け応えができるようになれば持てる力を発揮することができるだろう。
●中途採用は「キャリア」か「地頭」か
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「これまでのキャリアを重視する」が40%、「地頭のよさを重視する」が24%という結果はキャリア重視に見えるが、そうとも言い切れない。
業界別の傾向値を見るにはデータ数が充分ではないが、地頭重視の業界は「ビジネスコンサルタント・シンクタンク」「人材サービス」「医療・福祉関連」「繊維・アパレル・服飾」「その他サービス」一方キャリア重視の業界は、「情報処、理・ソフトウェア」「化学」「機械」「建設・設備・プラント」「建築・土木・設計」「電子」と技術系企業が目立つ。
若年層で事務系職種だと、おそらく圧倒的に地頭重視派が多数を占める結果になっただろう。
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