リモートのプレゼンがヘタな人とうまい人の差 細かくはっきりと数値を使って伝えよう

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オンラインプレゼンでも熱意を持って交渉し、成果を上げるためには?(写真:monzenmachi/iStock)

新型コロナウイルスの影響により、業種を問わず、働き方が激変しました。その最たるものがプレゼンです。

話し手と聴き手が場を共有し、その熱量が直に伝わって相手に「ササる」からこそ獲得できていた成果が、リモートワークが一般化した今、オンラインプレゼンでも熱意を持って交渉し、成果を上げるためにはどうすればいいのでしょうか。

拙著『絶対失敗しない! ササるプレゼン ― 成果を上げるプレゼンテーションのすべて― 【オンライン完全対応】』でも詳しく解説していますが、対面での基本スキルがあれば、オンラインでも心配は無用です。

「ササるプレゼン」とは、行動変容に導く交渉手段

社会人として働いていると大小さまざまなプレゼンを行う機会に遭遇します。多くの聴衆を集める熱狂的なセミナーから、共同入札によるコンペを勝ち抜くため、展示会での新規開拓営業、さらには教育現場における指導まで、プレゼンは日常的に行われています。

そこでは当然、聴き手となるプレゼン相手に何らかの「お願い」や、自社商品を「お勧め」したりするわけです。つまりプレゼンとは、「当方のために、相手がヒト・モノ・カネを使ってくれるよう依頼する」手段のことをいうわけです。

そしてそのプレゼンを相手(聴き手)が受け入れ、成功を勝ち取るために必要なのが「ササる話」です。相手の心に響き「ササる」からこそ、相手はポジティブな反応を示すのです。つまりササるプレゼンとは、相手の心を動かすことで「抵抗なく聞けて」「行動変容を促す」プレゼンのこと。ササらない話は行動変容を生みません。

とはいえ昨年までのように、相手とリアルな場を共有しこちらの熱意をストレートにぶつけることで相手の心に響きササっていた旧来のやり方が、「3密を避ける」というウィズコロナにおける行動指針により実現困難となったのです。

対面で直接的に向き合うことなく、オンラインによるリモート環境下で相手に「ササる」ためには、どうすればいいのでしょうか。ここではポイントを3つに絞ってご紹介します。

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