定期テストで惨敗する子が知らない過酷な真実 学校では教えてくれない大切な「5つのこと」

✎ 1〜 ✎ 145 ✎ 146 ✎ 147 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

【3】考え方
「考えなさい」という言葉があります。考える力がつくと、学力は飛躍的に伸びるのですが、「考える」とはどういうことか教えてもらったことはあるでしょうか。

筆者が主催する講演会で調査しても、過去に「考え方」を教えてもらった人は皆無に近い状態でした。つまり、大人がそういう状態であったということは、現在も多くの子どもたちは、「考えなさい」と言われながらも、考え方を教えてもらえず、ただ「悩む」だけで終わっている可能性が高いと推察されます。

テスト勉強でいい点数を取るには

【4】やる気の出し方
「勉強にはやる気が必要」とよく言われますが、どうすれば引き出すことができるのでしょうか。家で勉強するためには、やる気はある程度必要になります。

しかし、家に帰っても先生がいるわけではなく、親が先生の代わりに「勉強しなさい」と言ったところで、やる気は起きません。やる気を自発的に起こす方法を知っていなければ、なかなか勉強をやるということになりません。

やる気を引き出す方法の1つに、短所の是正ではなく、長所(できる科目、やってもいい科目)を伸ばすという方法がありますが、残念ながらこのような方法を教えてもらうことはありません。

【5】テスト勉強法
そして、最後に、今回の質問に関する「テスト勉強の方法」です。学校では教科内容を指導することはあっても、テスト勉強の方法を教えることは通常ありません。

これまでと同じ勉強のやり方をしていて突如、いい成績が取れることがないとは言い切れませんが、通常はありえないと考えていいでしょう。オール3の子はずっとオール3、オール4の子はずっとオール4のままで、やり方を変えなければ、ゾーンチェンジはされないことが一般的です。

筆者はこれまで4000人以上の子どもたちを直接指導してきましたが、高得点を取る子どもたちはほぼ同じ勉強方法を取っており、それで好成績を残していることが少なくありません。しかし、その方法は一般に明らかになることはありません。なぜなら、公開されると皆、点数が取れてしまうからです。

次ページ学習塾に行けば高得点が取れるのか
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事