上海に上陸したヤマト「宅急便」、夢はアジアの“黒猫”《中国を攻める》

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雅瑪多は最低料金こそ20元(1元16円換算、320円)と東京の半値以下だが、荷物が大きくなるにつれ東京よりやや安い程度(下表参照)。中国郵政とは最低価格は同じ。重くなるにつれて格段に安くなるが「上海市内に送るのに割高の郵政を使う上海市民はいない」(大衆佐川幹部)。 

 地元業者の相場は荷物1個当たり5元(80円)~7元(112円)。最近、地元業者同士で話し合って7~9元(144円)に引き上げたが、価格以外での差別化が難しく、また最低5元に戻るのは「時間の問題」(同)とにらんでいる。

今のところ、大衆佐川は中国郵政より少し安い程度なのに、地元業者との価格競争には巻き込まれていない。が、日通総合研究所の陳麗梅主任コンサルタントは、「中国人は価格にシビア。中国の宅配市場は甘くない」と警告する。

ヤマトの瀬戸社長も「単価競争になりにくい潜在市場を狙っている」と涼しい顔の一方、「需要価格というのはつかみにくい。料金体系が受け入れられるかは心配」と不安な一面ものぞかせる。

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