「自己肯定感が低い」が一瞬で変わる!5大秘訣 猪狩ともか「視点と考え方を変えるコツがある」

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仮面女子を目指していた候補生時代、私は一度、本気でやめることを考えました。「あと一歩のところで、どうしても仮面女子になれない……」、とにかく焦る気持ちがすごく大きかったです。

自分をもっと「愛して」あげてもいい

【3】自分で自分に「ナイフ」を向けない

「もう年だから」「こんなに頑張って昇格できないんだから、もうダメでしょう」。当時、私はいつもこんな言葉を口にしていました。当時の私は「100%前向き」どころか「120%後ろ向き」だったのです。

でもスタッフに相談したり、自分でもよくよく考えたりしたとき、ハッと気づいたことがありました。それは、自分で勝手に「自分の限界」を決めていたこと。

よく考えたら、誰からも「お前は年齢がいっているから、もう諦めろ」なんて言われたことはありません。

自分で勝手に「年齢の限界」「才能の限界」を決めて追い込み、自分を責めていただけだったのです。自分で自分に「ナイフ」を向け続けていただけなんです。

年齢なんて関係ない。何度くじけたって、どれだけ時間がかかったって、諦めなければ、つかめるものがある

「今まで『ナイフ』を向けていた自分を、もっと愛してあげよう」「自分が自分を褒めてあげなくてどうするんだ!」

そのことに気づいたときから、自分を肯定できるようになった気がします。

【4】諦めずに続けて「自分でできる」ことを増やす

最近始めたことに「車の運転」があります。ケガをしてからは、今までのようにブレーキやアクセルが踏めませんが、運転補助装置をつけることで、手だけで運転ができるようになりました。

運転の教習をしてもらい、最初の頃は難しくて怖かったけど、慣れるにつれ、意外にもスムーズに運転できるようになりました。

ところが1つ問題が。車椅子で車まで行って、1人で乗り込むことはできるのですが、車椅子を車内に積み込むのが大問題なんです。リフトを使って収納できる装置もあるのですが、私は自分で頑張りたかったので、付けませんでした。

車椅子は12キロぐらいあるのでかなり力がいるし、手順にもコツが必要です。最初のうちは全然できなくて、落ち込みました

そんなとき、リハビリ中のブログを思い出して読み返してみました。あのときもリハビリでうまくいかなくて、悔しい思いをしていました。でも、うまくいかなくても、諦めずに続けていたら、最後はうまくできたのです。

それを思い出したら、再度「チャレンジしよう」という勇気が出ました。何度も何度もやっているうちに、どうにかこうにかできるようになり、今も上手ではないけれど、時間をかければなんとかできています。

うまくいかなくても、諦めずに続ける! 「自分でできる」ってすごい自己肯定感です。「諦めなくてよかった」と心から思います。

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