TOEICにスピーキングテストを導入せよ 日本の英語教育を変えるキーパーソン ソレイシィ(2)

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 こんにちは、安河内哲也です。今回は、20年以上にもわたって日本人に英語を教えておられる、アメリカ出身のスティーブ・ソレイシィ先生へのインタビューを4回にわたってお届けします。ソレイシィ先生は、日本人が英語を話せるようになるために、日々さまざまなメディアを通じて活動されています。
インタビュー(1)はこちら。 
 前回に続きます。

 

ソレイシィ:私も以前はまったく同じ考えでした。大学の入試委員会の方々に「スピーキングテストを導入してください」とお願いしたものです。でも、入学試験を変えるというのは、とても大変な“バトル”だと思うんですよね。

もちろん根本的には、安河内さんの考え方に大賛成です。大学入試が変われば、ドミノ式に高校(予備校)、中学の英語も変わる。

ですが、何百とある大学すべてに試験を変えるよう頼み、実際に変えさせるのは、かなり難しいのではないでしょうか。だから私は、大きなシステムを変えなければならないという根底のwhat to doという考え方は安河内さんと100%一緒なのですが、how to do itのストラテジーを変更してはどうかと考えているのです。

狙いは就職率です。大学側も学生もみんな、就職率はホントにすごく気にしていますよね。だから大手企業1社か2社が、英語力に関する入社試験や応募資格をスピーキングテストやライティングテストを含むものに変えてしまえば、ドミノ式の変化は避けて通れなくなるはずです。

そこでまず、現在はリーディングとリスニングのみのTOEICテストを、スピーキングやライティングを含む4技能を、必須のものに変えることができればと思います。TOEIC受験者は年間230万人いますから、TOEICを4技能のものに変えただけでも、かなりの波及効果がありますよね。TOEICテストを変えられれば、何百という大学1校ごとに変更を求めるよりも一気に大きな変化が期待できる。大手企業がスピーキング・ライティングを含めたTOEICのスコアを入社に必要な条件とすれば、大勢の人がスピーキング・ライティングの勉強に今より精を出すようになるでしょう。

安河内:標準のTOEICテストを4技能にしてしまうということですね。私はTOEICのスピーキングテストの推進活動をしています。とりあえずは、4技能化に先んじて、企業の皆さんにスピーキングテストを採用してもらうことを狙っています。

ソレイシィ:ライティングテストはなしですか?

安河内:ええ、なしでです。韓国では、TOEICのスピーキングテストをライティングテストと切り離して普及させることに成功したんですよ。

ソレイシィ:ホントに?

安河内:スピーキングテストはたったの20分ですしね。

ソレイシィ:で、受験料は6000円ですか?

安河内:賛助会員企業だと4950円です。

ソレイシィ:そうですか。決して安くはないですが、許容範囲の受験料ですかね。

安河内:20分で終わりますから1日で何百人もさばけるのです。

ソレイシィ:そうですね。韓国の英語の参考書を見ると、まったく新しいジャンルのものだなと思いますね。

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