デスクワークで「体がつらい」をラクにするコツ 現役医師が考案した「押し流しマッサージ」
最新の研究でわかってきた「こり」「痛み」の原因
肩がガチガチにこっていて、パソコン作業がつらい。
寝ても疲れがとれない。
朝起きると、全身が痛い。
頭痛薬が手放せない。
腰痛で座り仕事がきつい。
これらの症状は、デスクワーカーの典型的な悩みです。皆さんはいかがですか?
こういった「こり」や「痛み」に対して、もみほぐすマッサージを行っている方も多いと思います。かたくなった筋肉に外から力を加えることでやわらかくする、という方法です。
しかし、実はこってしまった筋肉を強くもむのは逆効果です。筋肉に強い力を加えると、「こり」「痛み」をかえって悪化させ、慢性化させてしまうというのが医学的な常識なのです。
実は、筋肉には、もんだり、器具を使ったりして、外から1点に力を加えると、よりかたくなる性質があります。つまり、症状がより悪化するのです。マッサージ店に行ったり、健康器具を使ったりしても、しばらくするとまた患部が痛くなるのはこのせいです。
ひと昔前まで、肩こりや腰痛は骨や関節の問題だと考えられてきましたが、現在では「筋肉」がかたくなったり、水分や疲れ物質がたまってむくんだりすることが原因であることがわかっています。
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