コロナ+猛暑疲れに効く「コンビニ飯」3大鉄則 コロナ禍で変わった食と健康への意識
新型コロナウイルスの流行により、この春以降、人々は「自粛」を余儀なくされた。外出を避けて自宅にこもり、外では食事も運動もできない。
「コロナ太りでなかなか体重が戻らない」「運動不足で身体が固くなってきている」「筋肉が明らかに低下している」といった声も聞かれるようになった。
そんな中、人々の健康意識と食生活はどのように変化したのだろうか。筆者は、計400人の男女に対してアンケート調査を行い、食と健康への意識の変化について調べることにした。
同時に、家庭での食事が推奨されるようになっているが、自炊で健康に十分に配慮した食生活ができるのだろうか。食品の小売業が食と健康に関してどのような取組みをしているのかも取材した。
本稿では、これらのアンケート調査、コンビニ3社への取材から、消費者の意識と小売業の現状を明らかにしつつ、コロナ禍の人々がとるべき消費行動のヒントを提示していきたい。
自粛生活で変わった私たちの身体
今回のアンケート調査に参加していただいた男女の構成比は、女性268人、男性132人、計400人である。年齢別でみると、30代が145人で最多、次いで40代が95人、20代が81人で、10代から70代まで幅広い年齢層となっている。
アンケート結果によると、コロナ禍以降、ほとんどの人が「体重が増加した」と回答。増加幅の平均は約1.5キログラム、中央値だと1キログラムだった。また、ダイエットに気をつけている人は全体の58%(「まあまあ気をつけている」「気をつけている」の合計)となった。
次に、筋力の低下を感じている人は、5段階評価でのアンケートで「そう思う」(25%)と「ややそう思う」(35.75%)を合わせると、50%以上の人が筋力の低下を感じていた。
脂肪はついたのに筋力は低下したと感じている人が多いことがわかる。
その一方で、健康に留意したいと思っている人々は多く、「そう思う」(26.5%)、「ややそう思う」(40.7%)を合わせて、6割以上の人々が何らかの形で健康に注意するようになっていることがわかった。
それでは、消費者は実際にどのような消費行動をとっているのだろうか。
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