――検査して陰性であってもその翌日には陽性になって感染が判明する可能性があることは言われていました。ですが、逆に本当に陽性でも検体そのものがダメになってわからなくなることがあるのですね。
検査数が短期間に何万件もあったら、毎日頑張っても翌日あるいは曜日によっては翌々日以降になる積み残しが生じてくる。検査会社への輸送に時間がかかり、またラボに数日「検査待ち」でおかれ、2~3日は経ってしまう。つまり、適切なタイミングで適切な人が検体を採取し、新鮮なうちに検査し、結果をプロが判断するという適切な流れでクオリティコントロールができないと、何のための検査なのかわからなくなる。
低い感度、バラバラな基準で「やってるふり」
――民間での検査が増えています。また、唾液による検体の採取とか、全自動検査システムなど、検査件数を拡大する方向で採用されています。
唾液検査について言えば、先ほど話した保存によるウイルス遺伝子量の低下は、唾液検体がいちばん起こしやすい。簡単に唾液検体を集めて大量に検査するなら、よほど素早くやらねば、偽陰性の山になる。
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