「汗水垂らして働く社員」米国人が評価しない訳 「他人の労働力で成り上がる」アメリカ人の思惑

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どういうわけか、日本では「汗水垂らして働く」ことが評価される傾向にあります。アメリカ人は、真逆です。「早くリタイアする」「豊かになる」ということに価値を置く人が多いです。当然、そういう人材は評価が高くなる傾向にあります。

「他人の労働力」を使うのが上手いアメリカ人

アメリカの歴史をひも解くと、黒人を奴隷にしていた時期がありました。自分たちは働かずにほかの人の労働力をうまく使うやり方をします。トークもルールづくりもうまい。自分が有利になるようにルールを決める「ルールメーカー」がメチャクチャ多いのです。

シリコンバレーは、アメリカのほかの地域と比べても移民が多い場所。とくにアジアからの移民が多く、白人(White)とアジア人(Asian)の比率は同じくらいです(日本人は約4万人います)。

シリコンバレーの企業を見ていると、アメリカ人は会社経営者やマネジャーになり、実際に働いているエンジニアにはインド人や中国人が多いです。「給料がいいから」という理由で、私のようにアメリカ国外からエンジニアとして働きに来ているのです。

それはつまり、アメリカ人のつくったステージの上で働かされている、手のひらの上で転がされているということ。実際、私は「アメリカ人に使われている。餌を与えられて働かされている」とヒシヒシと感じながら日々過ごしています。

アメリカ人の手のひらの上で働いていて、楽しいはずがないと思うかもしれません。しかし、シリコンバレーで働くメリットは、優秀な人材と一緒に働ける確率が高いことにあります。

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