少年院で働く児童精神科医がパズルを作った訳 勉強嫌いな子の目が輝く!超簡単な「基礎トレ」
最後に、「想像する」問題です。以下の問題「スタンプ」ではイメージを反転させる力を強化します。ほかにも、他者視点で考える力、論理的な思考力、は時間的思考力を強化する問題があり、幅広い思考力や推理する力、物事を判断する力をつけていきます。
勉強嫌いな少年たちの目が輝いた瞬間
いかがでしょうか? いずれも子どもが遊び感覚で取り組める問題ではないでしょうか。
学習は楽しんで取り組める工夫があると、子どもの目の輝きが違ってきます。
少年院では、教官が授業を教えるのではなく、少年たちに教師役をさせたことがあります(教師役をする苦労を実感させようとしたのですが)。
教える役なんて尻込みするだろうと思っていたのですが、予想は大きく裏切られました。それまで授業をまともに聞かず、妨害すらしていた少年たちが「ぼくがやります!」と率先して教える役に就こうとしたのです。
前に出て教える姿はとても楽しそうで、その目は輝き、本当は「人に教えてみたい」「頼りにされたい」という気持ちを強く持っていたことを実感したのでした。
このトレーニングは、授業についていきたいお子さんに役立つと思われます。例えば、スピードが遅いせいで課題を達成できないお子さんにも、記憶力は悪くないはずなのに暗記が苦手なお子さんにも、処理速度のアップや記憶力のアップが期待できます。中学生や高校生でも教科学習にミスの多いお子さん、そのほか、ご高齢の方の認知症予防にも、力になることでしょう。ぜひ一度試してみていただければ幸いです。
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