プロが分析!共通テスト「英語」の正しい対策法

受験指導のプロが語る科目別対策法

「大学入学共通テスト」の英語はどう変わるのでしょうか?(写真:papa88/PIXTA)
2020年(2019年度)、大学入試センター試験が廃止され、2021年(2020年度)1月よりいよいよ「大学入学共通テスト」に移行する。「記述式」や「民間試験導入の有無」、加えて「新型コロナウイルス」などの問題も山積する中、「共通テスト」元年の受験生はどのように立ち向えばいいのか? それぞれの教科別に対策法を、各教科の受験指導エキスパートに伝授してもらう。
今回は英語について、『大学入学共通テスト 英語[リーディング]の点数が面白いほどとれる本』『大学入学共通テスト 英語[リスニング]の点数が面白いほどとれる本』を執筆した、駿台予備学校講師の竹岡広信氏が解説する。

英語はどう変わるのか?

リスニングは出題レベルには大きな変化はありません。ただし出題形式に変化があります。それは、一部の問題は1回しか放送されないということです。

不安を感じる受験生も多いかもしれません。ですが、恐れることはありません。過去のセンター試験と試行調査の放送が1回の問題を比較すると、音の聞き取りやすさという点では、試行調査のほうが聞き取りやすいのです。おそらく、1回しか放送しない問題においては、聞き取りやすい内容としてあるのだろうと考えられます。

この出題形式の変化もあり、「共通テストのリスニングは難しくなったのでは?」という声もあるようです。ですが、私の担当のクラスで試行調査の問題を解いてもらったところ、平均点は90点を超えました。そのクラスは難関大学を狙う上位レベルのクラスで、リスニングの普遍的な力は身についています。

この事実から、普遍的なリスニングの力が身についていれば、共通テストのリスニングは恐れるに足らない、と感じました。そのため、出題形式の変化に惑わされず、普遍的なリスニング能力をしっかり養成することが、高得点獲得のカギになるでしょう。

リーディングについてもほとんど変わりません。ただし、「変わらない」といっても2つ、注目すべきポイントがあります。それは、「発音・アクセント・文法・語法の選択問題が出題されないこと」そして「これまであまり出題されたことのなかったopinion(意見)と fact(事実)を識別する問題」の出題です。

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