大学入試、小論文が苦手な人に伝えたい「3視点」 キラリと光る魅力的な文章を書くには
小論文が書けるようになる3つの読解法
みなさんは、小論文って何を書いたらいいかわからない、また、お堅いことを書かなければならない、と思っていませんか?
何とかそれっぽいことを書こうとしつつも、結局、平凡な内容になっていませんか? そして何より、自分の体験を小論文に書いてはいけない、と決めつけていませんか?
それは、大きな勘違いなのです。そもそも僕たちは、自分の頭の中の情報を使って考えています。つまり、自分の体験や経験からしか語ることはできないのです。実は、自分の体験を具体的に考察することこそが、小論文という科目の本当の目的なのです。だからみなさんも、「自分のことを書く」をキーワードにして、小論文の書き方を一変させてほしいのです。
小論文で出題される問題は、内容も形式も多種多様です。条件がないテーマ型から、計算をする必要のある自然科学の問題まで、多岐にわたります。僕も予備校で教えていて、1問目と2問目で、別の教科を教えているように感じることさえあります。
しかし、その問題がテーマ型であっても、自然科学系の問題であっても、押さえておくべき小論文の基本は同じです。
小論文が書けるようになるために最も重要なことは、「読解力」です。ここで言う「読解力」とは、課題文を読み解く力のことです。しかし、「読解力」といってもとても抽象的でわかりにくいですね。ですので、僕はいつも生徒たちには、この「読解力」を身に付けるために、3つの読み方を実践するよう教えています。
読解法② 自分の体験に当てはめる読み方
読解法③ 自分の見解を見いだすための読み方
「3つもあるのかぁ」という声が聞こえてきそうですが、大事なものは1つです。
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