1日1分朗読で話し方が断然うまくなるコツ9選 相手に届けることを意識するだけで違ってくる
1文を読み終えるたび、口を閉じることを意識してみるのもポイント。なんでもないことのように思えるが、これをするとしないとでは大きな違いがあるというのだ。
その反面、読み終わりできちんと口を閉じると、音だけでなく空気までスパッと切れて終わります。
そして、見た目も口を閉じているほうが、上品で知的な印象をもたらします。「口を閉じてまた開く」という動作によって、適度なポーズが生まれますから、次の文章が際立つという効果も生まれます。
周りの誰かに「半開きで終わるパターン」と「口をきちんと結ぶパターン」で話してもらい、それを聞きくらべてみれば、違いがよくわかるというので、試してみるのもいいかもしれない。
朗読を行うときは「口角を上げる」ことを意識するべき。なぜなら口角を上げることにより、自然と感じのいい、やさしい雰囲気の声を出すことができるからだ。
口角を上げることで口腔が緊張し、舌が少し上向きになるからです。
つまりはそれが、聞き手には明るく、聞き取りやすい印象を与えるということだ。
また「のど」を潤し、いい状態に保っておくことも見逃しがたいポイント。
のどが乾いていては、いい声がでるはずもないからだ。
なお、魚住氏の経験上、その際に適切な飲み物は「水」だという。
コーヒーやお茶類には、カフェインが体から水分を排出する作用があるため、のども乾燥してしまいがち。
そのため、のどや声がガラガラになってしまうのだ。
そこで読んだり話したりする前は、カフェインが含まれていない飲み物を選ぶべき。
ビジネスへのメリットも
ここでご紹介したのはあくまで「裏ワザ」であり、つまりはほんの一部分でしかない。しかし、これらを意識し、活用するだけでも、ビジネスのさまざまな場面で効果を実感することができるはずだ。
そして(順序は逆になるが)本書で基礎の部分をマスターすれば、さらに効果は高まっていくことだろう。声や話し方にコンプレックスを抱いているなら、手にとってみてはいかがだろうか?
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