「好きを仕事にする」人がだいたい失敗する理由

DaiGo×鈴木祐「キャリア選択」を題に対談

DaiGo:(いろんな人の職業変遷の話を聞いて)共通して言えるのは、別にやりたい仕事に就いたわけではないってことね、結局。結果好きになった、はありえますけどね。僕、表に出る仕事が大嫌いだったけど、自分の動画好きだもんなやっぱり。

鈴木:表に出るのが嫌いだったんですね?

DaiGo:学士編入するためにお金必要じゃないですか、その金を稼ぐために何しようかなと思ったときに、効率悪いんですよバイトって。若い人が効率よく金稼ぐためには起業してバイアウトするか、有名人になるかしかないんですよ。そしたら有名人のほうが早いだろって思って。

みんなの前に出て何かやるってタイプじゃなかったです。むしろそういうやつらを遠くから見て「ケッ」って言っている、「あれなんか意味あるの?」って。で、けんか売られたらそいつらよりはるかにうまくやってのける、そういうのが好きだったんですよね(笑)。

やりがいも適性も後付けで来る

DaiGo:友達もね、人間関係も近いと思うんですよ。もちろん好きな人と友達になるのはいいんだけど、最初っから好きになれるかはわからないじゃないですか。偶然に頼る必要がある。友達と計画的に出会おうとする人いないじゃないですか。

鈴木:確率の網を広げるしかないっていうところに落ち着きますね。

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DaiGo:表面的にはわからないことも、付き合ってみると見えてくるんですよね。誰でもそうですけど。仕事も同じようなものだと思うんですよ。表面的には「こんな仕事好きになれない」と思いながらも、付き合っていくと「いやここは楽しい」とか「やりがいある」とか、「ここ意外とうまくできるな自分」とか。だからそこなんでしょうね。

鈴木:やってみないと比較優位も見えてこないからね。

DaiGo:でもだんだんこの歳になるとやっとわかってくる、強み……っていうか性格だけは見えてくるな。凝り性とか記憶力とか、大体みんなに言われて気がつきますね。自覚がない。これ大事だと思うんです、「自分の強み・適性はこれだ」と思っていると、それ大体なりたい自分なんですよ、なりたい自分って自分じゃないじゃないですか。それでみんな職業選択ミスるんですよ。

鈴木:凝り性、気づいてなかったんですね。

DaiGo:凝り性も、記憶力も自覚ゼロ。パレオ(鈴木)さんに出会う前、調べ物得意だと思っていましたもん。なんで自分リサーチ得意だと思っていたんだろうと……それ多分凝り性なんですよ。

鈴木:なるほど、凝り性の副産物としてリサーチがあったと。

DaiGo:そうです。そういうのに気づけるっていうのは、仕事もそうですけど、仕事する前に気づくんじゃなくて、している間に気づく。これが向いてると思っていたけど実はこっちの能力が高くて続いているんだ、とかわかるから。見えてくるものが後から来る。

鈴木:情熱とかもね、後から来るからね(※)。

※物事に情熱を持てるかどうかは、人生で注いできたリソースの量に比例する(ロイファナ大学の研究等/『科学的な適職』1章より)。

DaiGo:けっこう後付けでくるものが本質なんですね。

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