転職に失敗する人の7割に共通する意外な特徴 高齢者の後悔で最も多いのはキャリア選択だ
キャリアの後悔は人生の後悔
「なんでもっといい仕事を探さなかったのだろう……」
「あんな職場はすぐに辞めるべきだった……」
どちらも転職に失敗した社会人が吐いた嘆きの声のようですが、実はこれらの言葉は、すべて100歳近い高齢者たちが漏らしたものです。2012年にコーネル大学が1500人の高齢者に「人生で最も後悔したことは?」と尋ねたところ、一番多かったのはキャリア選択への未練の言葉でした。
類似の研究は世界中で行われており、およそどの地域でも似たような結果が出ます。とくに日本の場合は「仕事を第一にしすぎた」や「働きすぎてプライベートをなくした」といった答えを返す人が多く、仕事と生き方が密接に結び付いた日本人の国民性がうかがえるでしょう。
そのほかにも「友人を大事にしなかった」や「時間を大切にしなかった」「自分の感情を偽って行動した」などの言葉が目につきましたが、いずれも仕事選びへの後悔の数には及びません。昇進に目がくらんで同僚から嫌われた、長時間労働で体を壊した、苦しい仕事から逃げてしまった……。
高齢者の多くは、人生の終盤になってもなお、自らのキャリア選択を悔み続けていたのです。
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