「めんどくさい」を引き起こすヤバい思考5つ 考えることはいいことだと思っていませんか

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

一般的には、選択肢が多いほうが成功するチャンスが広がると思われがちです。しかし、人は、選択肢が多いと行動しづらくなるのです。買い物で、数種類のラインナップの商品と、数十種類のラインナップの商品とを比較した場合、種類が少ない商品のほうがはるかに売れやすいという研究結果もあります。

そうはいっても、選択肢が少ないと不安ですよね。行動する前にまったく情報収集をしないのはどうかと思いますが、ある程度情報を集めた段階で、行動に移すことが大切です。

集めるべき情報といらない情報

どんな情報を集めればよいかというと、それは、「今すぐ行動につながりそうな情報」だけをなるべく集めるようにするのです。「今すぐは行動につながらないとわかっているけれど、将来役に立つかもしれない」と思っているような情報は集めてはいけません。

例えば、テレビのニュースを見ないと、なんとなく世間についていけなくなる気がしますが、多くの人にとって、テレビでニュースを見ることは悪いことです。なぜなら、私たちが五感を通じて脳にインプットしたものが、私たちの思考や感情に影響を与えているからです。

『マンガで「めんどくさい」がなくなる本』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトへジャンプします)

テレビでニュースを見て、怒ったり、不快な気分を感じる人は多いです。自分とは関係のないどこかの企業が不祥事を起こしたとか、自分がたいして興味のない芸能人が離婚したとか、どこかの土地をめぐって国家間が対立しているといったことばかりが目に入ってきます。そのために、「なぜ、あいつはあんな行動をとったんだ」「世の中にはひどいやつがいるよ」などと言って腹を立てたり、気分を害しています。

実際、ニュースのほとんどがネガティブな情報です。ネガティブな情報に接すれば接するほど、ネガティブな考えや感情が生じやすくなります。つまり、ついネガティブに考えてしまう人は、無意識にネガティブな情報を収集しているからと言えます。もちろん、それだけが原因ではありませんが、そうした知る必要のない情報が、人の心をネガティブな方向に引っ張っていくのは確かでしょう。

インターネット上のニュースをヘッドラインだけ見て、興味を持った記事だけを深く読めば、十分世の中の流れについていけるはずです。

「めんどくさい」を引き起こす考え⑤ できなかったら、それは私の意志が弱いから

何か行動を継続できなかったら、つい自分の意志が弱いと思ってしまうのは、人の性というものです。しかし、「意志」の力はほとんど関係ありません。夢や目標の実現に向かって進んでいるとき、最初は誰でもできなくて当たり前だからです。

誰でもなかなか思ったように行動できなかったり、横道にそれたり、時には後退してしまうことがあるものですし、それは当たり前のことです。でも、諦めてはいけません。諦めずに続けていれば、すべてが順調に運ぶものです。まったく進んでいないように思えるようなときでも、長い目で見れば順調と言えます。

鶴田 豊和 行動心理コンサルタント

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

つるたとよかず / Toyokazu Tsuruta

一般社団法人本質力開発協会代表理事。情熱発見ツール「パッションテスト」の日本初の指導者。無名の中小企業で仕事が合わず、うつ状態のときにさまざまな自己分析の末に自分の情熱を見つけ、マイクロソフトに正社員として入社。同社の人事として、数千名の面接経験を持つ。その後独立し、行動心理メソッド「エッセンシャルコード」を普及。講演家としても国内外で活躍。主な著書に『「つまらない」がなくなる本』『「めんどくさい」がなくなる本」

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事