「緊急事態宣言」の延長は本当に正しかったのか 新型コロナウイルス政策をめぐる3つの疑問

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ここからは競馬コーナーである。

10日に行われるNHKマイルカップ(G1、東京競馬場11R、距離1600メートル)は、予想の難しいG1として有名であり、過去には超大穴も出ているレースである。過去には、3連単で1000万馬券(100円が1000万円になる)に近いものも出ている。

理由は、3歳春という成長途上の時期であり、レース経験が少ない馬たちが多く、また直接対戦してない馬同士も多く、力関係もはっきりしないことがある。

ただ、この傾向は先日行われた桜花賞でも皐月賞でも同じはずなのであるが、このマイルカップはクラシックでないことが大きいようだ。

ほとんどの馬たちは、とりあえずは皐月賞からダービーあるいは桜花賞とオークスを目指すので、最初からマイルカップということが少ないので、臨戦過程がばらばらだったり、馬の状態がここを目標に作られている馬とそうでない馬とがいて、非常に比較しにくいことがある。

さらに、牡馬と牝馬が混じって戦う3歳春の大レースは基本的にはこれだけなので、その点も予想を難しくさせる。特に、マイルということで、「桜花賞組」の有力牝馬が出てくると人気になることが多いのだが、「男子」と一緒だと急に走らなくなる「女の子」もいて、なかなか興味深い。

NHKマイルは3戦無敗の「超大物候補」で勝負

さて、今年はその牝馬が主役だ。彼女の名はレシステンシア。2歳戦では断然の最強牝馬で、桜花賞でも強いレースをしたのだが、さらに度肝を抜く強いレースをしたデアリングタクトに勝たれてしまった(桜花賞馬となったデアリングタクトはオークスではなく、ダービーに向かうという話もある)。

桜花賞は2着だったとはいえ、彼女が1番人気だろう。一方、牡馬で有力なのは、2歳戦では、実力馬のサリオス(皐月賞2着馬)に完敗し、2着だったタイセイビジョン。

サリオスは、皐月賞こそコントレイルにはわずかに負けたが、同賞を見ればこの2頭が牡馬では抜けていると思われる。この一角に負けたとは言え、タイセイは前走、今回のG1距離と同じマイルのアーリントンカップ(G3)を圧勝しており、ここでは一見、牡馬では最有力に見える。

今年は迷う。どうするか。

まず、今年は荒れないと見る。過去のレースの勝ち馬を見ると、キングカメカメハを始め、このNHKマイルカップを勝って将来さらに大物になる馬が少なくない。全体のレベルが低いときには大荒れになるときもあるが、レベルが高いときは、実力のある大物、ここで完成されていて確実な馬ではなく、将来の超大物が勝っている。

ということで、ここまで3戦無敗で底を見せていない、サトノインプレッサとルフトシュトローム。この2頭の、どちらかの単勝を買ってみたい(なお今回の予想は出走馬確定前のものです)。

小幡 績 慶應義塾大学大学院教授

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おばた せき / Seki Obata

株主総会やメディアでも積極的に発言する行動派経済学者。専門は行動ファイナンスとコーポレートガバナンス。1992年東京大学経済学部首席卒業、大蔵省(現・財務省)入省、1999年退職。2001~2003年一橋大学経済研究所専任講師。2003年慶應大学大学院経営管理研究学科(慶應義塾大学ビジネススクール)准教授、2023年教授。2001年ハーバード大学経済学博士(Ph.D.)。著書に『アフターバブル』(東洋経済新報社)、『GPIF 世界最大の機関投資家』(同)、『すべての経済はバブルに通じる』(光文社新書)、『ネット株の心理学』(MYCOM新書)、『株式投資 最強のサバイバル理論』(共著、洋泉社)などがある。

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