コロナ「65歳以下の重篤者」実は少なくない事実

アメリカでの症例をCDCが報告書にまとめた

アメリカのCDCがまとめた報告書によると、新型コロナウイルスで重症化するのは高齢者だけではない(写真:REUTERS/Shannon Stapleton)

アメリカ疾病対策センター(CDC)が3月18日に発表した報告書によると、ほかの国々による報告と同様に、高齢の感染者が入院したり死亡したりする可能性が最も高い。だが、入院が確認されている508人の患者のうち、38%は特筆して若かった(20〜54歳)。また、CDCの報告によると、集中治療室に入院した121人の患者のほぼ半数は65歳未満の成人だった。

若くて健康でも、注意が必要

「誰もがこれに注意を払うべきだと思う」と、コロンビア大学メールマン公衆衛生学部の疫学教授であるスティーブン・S・モース氏は言う。「新型コロナウイルスで重症化するのは高齢者だけではないだろう。 20歳以上の人も出てくる。 若くて健康だと思っていても、注意する必要がある」。

この調査結果は、18日にホワイトハウスで行われた、国務省の役人で、政府のコロナウイルス対策本部のリーダーで医師でもあるデボラ・バークス博士によるブリーフィングでの訴えを際立たせた。

イタリアとフランスで、集中治療を必要とする若者の入院患者がいるという同様の報告を引き合いに出して、バークス氏はミレニアル世代にグループでの集まりをやめ、自分自身や自分の周りの人を守るように注意するよう懇願した。

「あなた方若い人たちは、持病があるとは誰も知らなかったような人に感染させて、悲惨な結果をもたらす可能性がある」と、バークス氏は若者に向けて話した。

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