桜の花が一斉に咲き始める"意外すぎる"理由

知れば知るほど面白い「メカニズム」

日本の春の風物詩である桜の開花と天気の関係を解説していきます(写真:まちゃー/PIXTA)  
間もなく花見の季節。新型コロナウイルスによるパンデミックもあり、人々の交流がさまざまな場面で制限されているが、外出時、道端の桜の木にふと目をやると、花芽がだいぶ大きく膨らんでいる。私たち日本人にとって大切な季節、春がいよいよやって来たのだ。
雑学科学読本 身のまわりのすごい「しくみ」大百科』を著したサイエンスライターの涌井良幸・貞美両氏に、日本の代表的な春の風物詩である桜の開花と、それに関連した天気予報のしくみについて、図版を交えながらわかりやすく解説してもらった。

開花宣言で、なぜ「ソメイヨシノ」を使うのか?

日本列島の桜の開花を示す桜前線は、西日本から関東、東北、そして北海道へと移っていく。でも、そもそもなぜ桜は春になると一斉に咲き始めるのだろうか。

桜は、花が散って数カ月後の7~8月には葉の付け根に花芽をつけ、翌年に咲く花の準備を始める。そして、花芽を持った状態で休眠するが、秋に葉が落ちて冬の寒い空気にさらされると徐々に眠りから覚める。その後、気温が高くなるにつれて花芽が大きくなり、春に花を咲かすのだ。

桜前線と桜の開花予想(図:小林哲也)
次ページソメイヨシノのルーツ
ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • ぐんぐん伸びる子は何が違うのか?
  • ゴルフとおカネの切っても切れない関係
  • iPhoneの裏技
  • 精神医療を問う
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
世界の投資マネーが殺到<br>沸騰! 医療テックベンチャー

2020年に世界の医療関連ベンチャーの調達額は465億ドルと過去最高を記録。10年間で5倍に膨張し、米グーグルやアマゾン、アップル、さらには中国の巨大IT企業もこぞって進出中です。国内の有望スタートアップ21社も掲載した必読の最新ガイド。

東洋経済education×ICT