桜の花が一斉に咲き始める"意外すぎる"理由 知れば知るほど面白い「メカニズム」
また「平年」も、天気予報の世界では統計学で厳密に規定されている。天気予報における平年の値とは過去30年間の平均値で、「平年並」は次のように求められる。
今年は観測史上最も早い桜の開花宣言に
まず、各年の平均気温と平年の値(30年間の平均値)の差を求め、平年より平均気温が低い順に並べていく。この30年分のデータを「低い」「平年並」「高い」の3つの階級に分けたとき、真ん中の10年(平年並)の範囲を「平年並」としている。
つまり、30年間で気温変動のばらつきが小さい10年を導き出しているのだ。これは統計学の言葉でいうと、「平年並」とは、平均値というより「中央値」に近い概念なのである。
以上、この記事では、桜の開花と、それに深く関連する天気予報についてざっと解説した。東京では先日、観測史上最も早い桜の開花宣言となったが、最近は世相からしてどうしてもネガティブな思考に寄りがちだ。
でも、私たちのメンタルをポジティブにし、心新たな気分にさせてくれるものは、実は身近に存在する。息が詰まるような今だからこそ、身の回りの自然に目を向けてみてはどうだろうか。
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