「兄と弟」で英語の勉強法を変えるべき深い理由 効率的に勉強させたい親が知るべき事実
英語学習は年齢によって適したインプット法がある
私は30年以上にわたって主に幼児から小学生まで10万人以上の英語教育に携わってきました。
子どもは、言葉を身に付ける天才です。大人よりもはるかに優秀です。もともと幼児・児童は言葉に対して高い学習能力を持っています。モチベーションではなく、彼らに備わっている高い言語獲得能力を生かしたほうがよほど効率がよいのです。
そのためにまず大切なのは、大量の「インプット」。これにより、子どもが本来持っている言語獲得力を目覚めさせるだけでよいのです。
日本では、英語の「インプット」という考え方が欠けています。学校英語では英文法や英文和訳や和文英訳にかなりの時間が割かれていますが、英語を身に付けるには、大量の英文の「インプット」によりまず英語を「受信」できるようになることが必要です。話すのはその後の課題です。
言語学の世界では「知覚と産出」という言葉が頻繁に使われます。小難しい表現なので、わかりやすく置き換えると、情報の「受信と発信」と言えます。そして、この両者はお互いに密接に関係していると考えられています。
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