以下、5位住友商事6880.7円、6位丸紅6864.3円、7位JXTGホールディングス6523.5円、8位東京エレクトロン6486.7円、9位三井不動産6215.7円、10位第一三共6096.2円と続く。
計算時給が6000円を超えるのは14位アステラス製薬6010.8円まで。同じく5000円を超えるのは40位塩野義製薬5031.8円までだった。
今回の208社には誰もが知っている超有名企業が多いが、中には学生の皆さんが知らない社名もあるかもしれない。だが、賃金が高い会社はその業界ではトップシェアを誇るような優良企業が多い。初めて聞いた社名はさらに調べておけば、就職活動での有望候補企業を増やせるだろう。
さて、ランキング対象716社の計算時給の平均値は3579円だった。国税庁「平成30年分民間給与実態統計調査」によると2018年の正規雇用の平均給与(年収)は503.5万円。年間総労働時間を上記716社の平均労働時間1991.2時間で計算すると時給は2528.6円になる。これを見ると今回対象の時給4000円以上はかなり高い水準であることがわかる。
高時給企業は教育や福利厚生も充実
従業員に高い時給計算の給料を払えるのは高付加価値のビジネスが行えている証拠とも言える。事業活動で高い付加価値が得られるため、一般的に教育システムや福利厚生も充実している。さまざまな社内制度が利用でき、能力を高めるチャンスも多いので魅力的な職場の可能性は高い。
ただ、こうしたランキングはあくまで会社の一面を知るための参考データとして見てほしい。これらを基本としてさらに多くの情報にあたり自分にとって本当にあう会社かどうかを判断していくとよいだろう。
その際、東洋経済新報社が発行する就活のバイブルと言われる『就職四季報』をじっくり見ていくことが基本となる。そしてより詳しい情報が知りたい方は『CSR企業総覧』を使ってほしい。
多くの大学で図書館に置いてあるはずだが、中にはWebから閲覧できる東洋経済デジタルコンテンツ・ライブラリーが導入されている場合もある。検索機能も使えるので一度確認してみるとよいだろう。
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