週刊東洋経済 最新号を読む(5/16号)
東洋経済オンラインとは
ライフ #ソロモンの時代―結婚しない人々の実像―

出生数90万人割れは「少母化」が最たる原因だ 「既婚女性」が産む子の数は変わっていない

7分で読める
  • 荒川 和久 独身研究家、コラムニスト
2/5 PAGES
3/5 PAGES

ついでにこの指標から、各年の平均出生順位を割り出すと、第2次ベビーブーム時代の1970年の1.74人に対して、最新の2017年は1.75と逆に上回っています。つまり、結婚した女性が産む子どもの数は、ベビーブーム時代と変わらないのです。

少子化はまるで日本のお母さんたちが出産をしていないかのように言う人がいますが、それは間違っているのです。

もちろんこれは比率なので、出産実数では減少はしています。しかし、それは生まれてくる子どもの数が減ったというより、お母さんの数が減ったからです。

問題は母親の数が半分以下になっていること

国勢調査ベースで見ると、1985年時点では、15~39歳の女性で1人以上の子を産んだお母さんは、約1060万人いました。それが、30年後の2015年には、同年齢で497万人まで減少しています。母親の数が半分以下になっています。問題なのは、少子化ではなく「少母化」のほうなのです。

有配偶女性だけに限った、各年齢別の出生率のグラフをご覧ください。

次ページが続きます:
【このグラフからわかること】

4/5 PAGES
5/5 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ライフ

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象