「自分に自信のない人」が結局、成功している訳

毎日出会う小さなサードドアが人生を変える

アレックスも、まだ起きていないことをつい心配して委縮してしまうことを「フリンチ」と呼んで、悩む若者なんですよね。私は、フリンチはなるべく封印するように努力しています。

僕は拒否されることを恐れ、間違えることを恥じた。だから最悪のフリンチが起こると、僕の身体はいつも麻痺し、声帯までがんじがらめにされる。言葉がつかえて、しどろもどろになる。
スティーブン・スピルバーグの数メートル近くに立ったとき、今までで最悪のフリンチが襲ってきた。彼を見つめ、会話の糸口を探したのだが、言葉が見つかる前に、スピルバーグはさっと行ってしまった。
(「STEP2 裏道を駆ける」)

日常の小さなサードドアが今の自分を変える

この本に書かれている「サードドア」は、仕事の成功やお金儲けなど、ビジネスの世界の話のように思う人もいるかもしれませんが、私は、日常の生活にも「小さなサードドア」があると思っています。

1人でランチに行くだけでもいい。今の私は、セブ島で学んだ英語が無にならないように、オンラインレッスンやアプリで毎日勉強しています。昨日よりも今日、1つできるようになればいいという、かまえない感覚です。

以前の私はすべてにおいて自信のない人間でしたが、小さなドアを開けるたびに、失敗よりも成功のほうが多いということを体験してきたおかげで、ここまでやってくることができました。ドアを開けるたびに自分を再発見してきたようにも思います。

日常の小さなドアに気づくか気づかないかは、精神的な余裕と素直さが大事かなと思います。

とくに私ぐらいの年齢になると、「もう夢がないから」と暗い顔で言う人もいます。もちろん、若者のほうがチャンスはたくさんあるし、怖いもの知らずで行動しやすいでしょう。でも、「もうこの年齢では……」と言いながら、実は、ただやりたくないだけだったりする人もいます。「もう遅い」「若くないから」というのは、失敗を恐れて挑戦しない人の言い訳ではないかと思うんです。

それに、アレックスには若さだけでなく、直感があって、そもそも勉強家だという下地もあります。無謀に見えますが、たくさんの本を読んで、会いに行く相手の情報もしっかり集めていますよね。だから、失敗しても決してマイナスにはならないという面もあるように見えます。

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