「大目に見る」上司ほど無能である悲しい現実

リーダーこそ「セルフィッシュ」であれ

3つ目は、自分が大目に見ているものに対して、健全な関心を寄せること。

我慢には、自分がさらに強化すべき分野を示してくれているという側面もある。そういう意味での「盲導犬」になってもらおう。大目に見る対象を根絶しようとする前に、そこから学べるものは学ぶのだ。

大目に見ることをやめるために、すぐにできる2つのこと

最後に、「大目に見ること」をやめるための実践的な方法を2つお伝えしよう。

1、大目に見ていることを、どんな小さなことでもいいので、50個挙げてみる。

小さい我慢は、ほとんど何かしらの形で、大きい我慢に紐づいている。例えば、オフィス環境、日々の仕事、コミュニケーション、部下の態度……こうした場面で起きている我慢をリストに挙げてみよう。どんなに小さなことでもいい。

2、選んだ「我慢」の中から、どれか1つを110%除去する

1、で選んだ「大目に見ていること」や「小さな我慢」の中から、あなたが払っているコストの高いものを選び、それを110%除去しよう。なぜ、100%でないのか? それは、余分な10%は、我慢の「根源」をなくすためのものだから。

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我慢は、こんな些細なものでいい。110%除去する一例を挙げよう。

ある女性が夫の歯磨き粉のチューブを真ん中から押すのがどうしても嫌だと思っているとする。そこで夫に「やめてほしい」とは言うのではなく、ボトル式の液体歯磨きを使うことにした(そもそも真ん中から凹むチューブを使わなければいい、という対策を立てた)。

このように、大目に見ること自体が2度と起こらない状況を作ってしまうのだ。

いかがだろう。無駄な我慢をしないこと、つまり「セルフィッシュ」であることは、無能なリーダーにならないための戦略の1つでもある。今日からできることをやってみてはいかがだろうか。

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