「人に好かれようとする人」が成功しない理由 「99人の反対より1人の賛同」サードドア講演

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翌11月29日、沖縄に飛んだバナヤン氏は、スタートアップ応援イベント、「『サードドア』に学ぶ!成功への抜け道を見つけ出す方法」in 沖縄(共催・howlive、Forkwell、東洋経済新報社)に登壇。そこで、本を書いたことによって立ち表れた、自身の新たなミッションについて語った。

バナヤン氏は、読書会の翌日、沖縄のスタートアップ応援イベントに登壇し、自身の新たなミッションを語った(撮影:Hoi Shan Wu)

「9年前、私は今とはまったく違う目標を持っていました。最初は、できるだけ多くの人にインタビューをして、その人たちの知恵を300ページくらいの本に詰め込もうと考えていました。

しかし、この本の魂はそこじゃないと気がついたんです。今になってわかってきたことは、この本の魂は『可能性』ということです。成功者たちへのインタビューから学んだことをもとに、私が誰かにツールや知識を与えたとしても、その人はまだ『自分の人生は行きづまっている』と感じるのではないかと思います。

でも、その人自身がやろうとしていることについて、『自分にはこれができる、可能性があるんだ』ということを信じる力を与えてあげることができたら、変化が起きる。それが、私のこれからのミッションです」

価値観は成長し、変化させていくもの

本を書くことによって自らを成長させ、新たなミッションへの道を発見したバナヤン氏は、人生において人間として成長し、価値観を変化させていく必要性を語る。

「価値観というものは、時とともに変化していくものだと思います。子どもの頃からなにも価値観が変わらないということなら、その人自身がなにか間違っているんじゃないかと私は考えます。おとぎ話のように、生まれつき持った価値観をずっと維持し続けるなんて、目をつむったまま人生を生きるようなものですよ。

本当に目を開いて物事を見ていれば、世の中にはさまざまな苦悩があり、正さなければならないことがたくさんあるということに気づかされます。人間として成長してゆけば、自然と価値観も成長し、変化していくのではないでしょうか」

泉美 木蘭 作家・ライター

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いずみ もくれん / Mokuren Izumi

1977年三重県生まれ。24歳でイベント企画会社を起業し、即刻倒産。借金返済のために働く日々をつづったWebサイトが話題を呼び、作家デビュー。以降、週刊誌やWeb媒体等で執筆。TOKYO MX「モーニングクロス」「激論!サンデーCROSS」などテレビ番組でレギュラーコメンテーターとして出演。著書に『オンナ部』(バジリコ)、『エム女の手帖』(幻冬舎)、『会社ごっこ』(太田出版)等。趣味は合気道とラテンDJ。

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