スペック高めの46歳婚活男性がなぜ未婚なのか

親の考え方も「老い」とともに変わってしまう

「僕は値の張るお土産を持っていったし、あちらのお父さまがスマートに会計を済ませてくださったので、遠慮なくご馳走になりました。そこから近くのホテルに移動して、ラウンジでお茶をしながら、今後の結婚に向けて具体的な話をしたんです」

しかし、その会食を終えた数日後に、彼女が、「やっぱり結婚は取りやめにしたい」と言ってきた。

「どうして態度が急変したのか、彼女の心変わりがわからなかった。あれこれ理由を自分なりに考えたんです。“親御さんが、僕を気に入らなかったのかな”とか、“最後のホテルのラウンジのお茶代を割り勘にしたからかな”とか。その日、親御さんに僕の会社の名刺を渡していたんですが、後日、お渡ししたお土産が、『これはいただかないほうがいいと思います』という手紙とともに、会社に送り返されてきた。いらないなら、捨ててくれたらよかったのに」

1度相手に贈ったものを返されるというのは、贈り手側にしたらいい気持ちはしない。それをあえてしなければならないほど、女性の両親は、彼を不愉快に思っていたのだろうか。

また、隆一には結婚が破談になった理由で、もう1つ思い当たる節があった。彼女が付き合い出した当初にしていた話にはウソが多く、それが真剣交際になってから次々に露呈していたのだ。

「お付き合いに入った当初、『貯金はどのくらいあるの?』と聞いたら、『1000万円近くある』と言うから、『随分堅実に貯めたんだね』と言ったことがあったんです。そうしたら真剣交際に入ってから、『貯金? あんなのウソに決まってるじゃない』と。最初に自分を大きく見せすぎて、ウソが次々にバレていくうちに、彼女自身がきまりが悪くなってしまったのではないかなって」

しかし、婚約が破談になった今では、真相は藪の中だ。

相談所でもブラックリストに上がった女

2人目の結婚破談女性は、前出の女性とは別の結婚相談所で出会った人だった。

「初めてのデートで彼女から手をつないできたので、“随分積極的な人だな”と思いました。ただモデルさんのように美人でスタイルがよく、男性の心のつかみ方も上手だったので、僕も急速にひかれていきました」

そして、お見合いから3カ月でプロポーズをした。

「ところが結婚を決めてから、“この女性は自分の経済力では手に負えない”と思うようになりました」

婚約指輪の話になったときのことだ。

「『婚約指輪って、いくらぐらいのものを買えばいいのかな?』と聞いたんです。そうしたら、『給料の3カ月分だから、100万円くらいでしょ』って。しかも高級ブランド品で、例えばティファニーでもデパートの中に入っているティファニーではなく、銀座のティファニー本店のような路面店で買いたいと言うんです」

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