人気沸騰「移動できる家」に見る多様な暮らし方 そのとき一番住みたい場所で、身軽に暮らす

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「Tinys.mobi」を一見して驚くのは、そのデザイン性の高さだ。設計を担当したPuddleの加藤匡毅氏は、隈研吾建築都市設計事務所でキャリアをスタートした実力派。トレーラーハウスの外側は銅が貼られており、次第に腐食し味わいが出る仕様。また内部は10平米ほどながら、狭さを意識させない空間づかいと洗練されたインテリアで、居心地がよさそうだ。

YADOKARIが発表したトレーラーハウス「Tinys.mobi」。一般販売未定だが志摩オートキャンプ場などで宿泊できる(YADOKARI提供)

普通自動車で牽引可

ソファの中央に位置するテーブルは昇降式で、テーブルを降ろせばソファとつながりフラットに。昼はダイニングやワークスペース、夜は広々としたベッドスペースが現れるという仕掛けだ。コンパクトなシャワー、トイレ、ミニキッチンなど、水まわりも完備。デザイン性と機能性を両立したインテリアは、若者に人気のおしゃれなホステルのようだ。

「Tinys.mobi」の内部。ソファの中央に位置するテーブルは昇降式で、テーブルを降ろせばソファとつながりフラットに。昼はダイニングやワークスペース、夜は広々としたベッドスペースが現れる(YADOKARI提供)

「夫婦と子供1人が暮らしながら移動できることを想定しました。大人4人までなら移動したり、眠ったりすることが可能です。

『Tinys.mobi』は躯体を軽くし750kg以下にしているので、普通自動車で牽引することができます」

普通車でトレーラーハウスを牽引する場合、躯体の重さが750kg以下である必要がある。

それ以上の重量のトレーラーハウスだと、牽引に高度な技術が必要だったり、道路局で特殊車両通行許可を取得する必要があったりと、気軽に動かせるものではないのだ。

躯体重量を750kg以下に抑えれば普通車でも牽引でき、原則として牽引免許も必要がない。

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