「意識高い系の人」が結局、成功しない4大理由 「頑張ってる自分が好き…」あなたは大丈夫?

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「意識高い系の人」が伸びない最後の理由は、「自己成長ばかり考えている」ことにある。

【4】「自己成長」ばかり考えている

これは「『自己成長ばかり言う人』が結局、伸びない4理由」でも書いたが、結局、彼らは「自分が好き」なのである。「頑張っている自分」が好き。頑張って「成果を出す」ことではなくて、「自己成長のために頑張っている自分」を自画自賛しているのである

それでも、本当に成長しているなら、まだいい。その結果、業務上の成果を出しているのなら、まだいい。ところが、「意識高い系」の人の問題は、「自己成長」と言っているわりには成長していない、成果が出せていないことにある。

そりゃあ、そうだろう。実際の職場では、自分の成長より、「他人を成長させること」を考える人のほうが、結局、「気がついたら自分も成長していた」となるのが普通なのだから。

必要なことは「等身大の自分を認めること」

「意識高い系の人」は、一見、過剰なまでの上昇志向で自信満々に見える。でも、本当はその実、「自己肯定感」が低い

自分で自分に自信が持てない。だから、人から承認を求めることに熱心で、そのために、「意識が高い人」「能力が高い人」を装うのである。そう考えると「意識高い系の人」に必要なことは、まず「等身大の自分を認めること」なのかもしれない。

個人的には、意識の高い若い人に期待しているし、意識高い系の若い人がそんなに嫌いではない。少なくとも、ビジネス書の1つも読まず、勉強会の1つも行かず、何もしないぐうたらよりもましだと思う。

さらに、職場でより厄介だろうと思うのは、みんなより抜きん出て頑張っている人や文字どおり意識の高い人のことを「意識高い系」とあざ笑って足を引っ張り、自分は何もしない、成果も出さない人たちである。

そのくらいだったら、まずは見かけだけでも頑張る人を応援したい。そして、言ってあげたい。「そんなに無理しなくてもいいんだよ」と。「もっと『視点を変えて』仕事を楽しんだほうが、結局、あなたも他人も成長するよ」と。

干場 弓子 BOW&PARTNERS社長 

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ほしば ゆみこ / Yumiko Hoshiba

ディスカヴァー・トゥエンティワンCo-founder・取締役社長。一般社団法人 日本書籍出版協会理事。International Publishers Association(IPA)理事。日本オーディオブック協議会理事。ビジネス書大賞主宰。

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