「意識高い系の人」が結局、成功しない4大理由 「頑張ってる自分が好き…」あなたは大丈夫?
「意識高い系」が伸びない理由を話す前に、ひとつお断りしていくと、これから仕事をしていくうえでの「意識が高い」ことがいけないわけではない。
そもそもは、能力も自己成長意欲も高く、行動的な人材を指す言葉だったからだ。
問題なのは、それが「見かけ倒しの人材」であることだ。だから、「系」なのだ。
では、1つ目の理由から。それは、「もともと意識も能力も『本当の意味での自己成長意欲』も高くない」ことである。
ひとつでも「自分のもの」にすることが大事
以前、「『ハンパな優等生』が職場で嫌われる4大理由」で「ハンパな優等生」は「実力<セルフイメージ」と書いたが、「意識高い系」の場合は、「実力<見かけ」であり、さらに言えば、そのことを自分でも実はよく知っている。
だから、それを隠すように「見かけを飾ることに励む」のである。成功者の表面だけをまねて、なぞろうとするのである。誰もがその裏側で、地道な努力を重ねているというのに。
もし、見かけをつくろうことに費やすエネルギーの、せめて何分の1かを、地道に実力を磨くことに費やしていくようになるのなら、どうだろう。
例えば、ビジネス書の読んだ冊数を自慢する人がいる。しかし、さまざまなビジネス書に書かれていることをすべて自分のものにしているかというと、そうではない。「これだけ多くの成功者の話を読んだ」だけで終わってしまっているのがほとんどだ。
ビジネス書の読んだ冊数を自慢するのではなく、1冊でもいいから自分のものとしようとするのなら、もともとは野心的な気持ちがあるのだから、そうでない人より伸びるだろう。
しかしながら、地道な努力を何より嫌うというか「昭和な考え方だと見下している」のが、意識高い系の人なのである。
「会社のことを考える」より「自分の見かけを飾る」ことが大事なのだから、当然、職場で伸びることはない。
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