「意識高い系の人」が結局、成功しない4大理由 「頑張ってる自分が好き…」あなたは大丈夫?
「意識高い系の人」が伸びない理由の2つ目は、「伸ばしてくれる人との出会いがない」からである。
「身の丈に合った」人脈づくりをする
「意識高い系の人」の特徴の1つとして、「フェイスブックを巧みに利用する」ということが挙げられる。
例えばフェイスブックでサロンを主宰して、ビジネス書の著者など「大人」を講師に呼んでの勉強会を主催する。その後はフェイスブックの「友達」になっていたり、知り合いだと吹聴したり、といった身の丈に合わない人脈づくりに熱心なことも挙げられる。
「自分がいかに価値ある人間か」を、実際に価値ある人間と知り合いであることを使って示そうとするのである。
確かに、チャンスは人が連れてくる。知恵は書物よりもリアルな人の中にある。できるだけ多くの、それも社外の人と会う機会を持つのはいいことだ。
しかし、そういう人と本当に出会えるのは、つまり、チャンスをくれたり、知恵を授けてくれたり、あるいは、友達になれたりするのは、あなたがそれを受け取るにふさわしいと相手が判断したときだ。
頑張っている割には、人からの学びもチャンスも少ないとしたら、身の丈に合わない人とつき合おうとしているのだ。「お友達」の数を競う時間があったら、まずは「身の丈を伸ばす」ことを考えたほうがいい。
「意識高い系の人」が伸びない3つ目の理由は、「職場でチームワークがとれない」ことにある。身の丈に合わない人脈づくりに励む一方で、身の丈に合った人々に対して、「私はあなたたちとは違うオーラ」を流している。
例えば、直属の上司からは学ぼうとしないで、有名コンサルの人の講演から学んだことを逆に教えようとする。自社の強みはろくに調べず他社のことを褒めてばかりいる。
さらには、同僚が知らないコンサル用語やマーケティング用語を使いまくり、そのくせ部長や役員クラスには得意の見かけ倒し話で自分を売り込むことに余念がない。
そんな奴は当然、鼻につくし、ときに見ていてイタイから、周りの人は相手にしない。つまり、チームワークがとれない。会社の仕事の多くは、基本、チームワークだというのに。だから、仕事で成果が出せない。責任ある仕事を任せてもらえない。つまり「伸びない」ということだ。
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