自分で会社を起こせない人がためらう条件4選

リスクを考えれば零細企業で苦労しなくとも

その中から今回は「起業家に必要な4条件」をクローズアップしてみたい。まず大切なのは、次の4つの質問にどう答えられるかだという。

1. お金を支払ってでも働きたいか
2. 人前で失敗することを恐れないか
3. 売り込むことは好きか
4. 進んでリスクを負えるか
(80ページより)

それぞれについて、考え方を確認してみよう。

1. お金を支払ってでも働きたいか

ギャロウェイ氏は当然のことながら、事業を起こすためのあらゆるスキルを備えた多くの人を知っているという。ところが彼らはそうでありながら、事業を始めようとしないのだそうだ。

理由は、彼らが週80時間働いた見返りに、会社に対してお金を「支払う」ことが絶対にできないから。念のために書き添えておくと、お金を「もらう」ではなく「支払う」である。どういうことなのだろうか?

すでに起こした会社からうまく資本を回収する、あるいは創業資金をつくれない限り(それは高くつくので、たいていできない)、自分で会社に金を払って資金を調達する必要がある。報酬は猛烈に働く権利だ。(81ページより)

とはいえ、ほとんどの人は、お金をもらわずに働くという考えを理解できない。そして99パーセント以上は、自分自身のお金を「働く」という喜びのために懸けようとはしないというのだ。

ビジネス上の失敗は隠すことができない

2. 人前で失敗することを恐れないか

ほとんどの失敗は表に出ないものである。例を挙げてみよう。「 」に書かれていることが目に見える部分で、( )は表に出にくい現実だ。

「自分はロースクールに向いていない(ロースクールに入試で撃沈)」

「子どもたちとより多くの時間を過ごす(解雇された)」

「“人生設計”に取り組む(仕事がない)」

このように、決断の真相が他人に知られることはないわけである。

ただし、ビジネス上の失敗を隠すことはできない。なぜなら、それは自分自身の責任だからだ。またそれ以前に、もしも優れた能力があるのだとしたら、ビジネスは成功するはずなのかもしれない(ギャロウェイ氏は、成功するとは限らないとも書いているが)。

そして、もしもうまくいかなかった場合、粗相をした小学生よりもはるかに大きな恥をかくことになる。だからこそ、それを恐れない勇気を持っているか否かはとても重要な問題だということだ。

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