「なんだか生きづらい人」は白黒つけすぎている 「できそう」という見込み感が大事なワケ

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3.  それをやったとして、最悪の場合、どうなりますか?

【矢野さんの記入例】
・使えないやつだとみなされリストラ
・転職を繰り返す

(1)で聞いた「しなければならないとわかっているのに、行動を起こせないでいること」ですが、頑張って行動できたとしても、うまくいくとは限りませんよね? ここでは、そのうまくいかなかった場合を想像して、そのときの自分の状況を書き出します。矢野さんの場合は、転職したけれどもうまくいかず、最悪の場合、どうなっているかを書き出してもらいました。

【あなたの答え】
B

きちんと言葉にしてみる

この(2)と(3)の質問の目的は、未来の「見える化」です。この場合の「見える化」とは、自分の未来に起こりうることを想定して、言葉で明確にすることです。

転職できなかった場合や、転職してもうまくいかなかった場合など、自分にとって好ましくない将来像でもなんとなく想定できていると、どうなるかわからないよりも、ずっと気持ちは楽になります。

原因不明で体調が悪くなったとき、病名がわからないと不安は大きくなりますが、病名がわかると少し気持ちが落ち着くのではないでしょうか。「病気である」という事実は変わりませんが、それでも原因がわかって見通しが立ったほうが、不安や恐怖はやわらぎます。人間の心理とはそういうものなのです。

4. それがほんの少しうまくできた(うまくいった)としたら、どうなりますか?

【矢野さんの記入例】
・取引先とうまくやれている
・契約数もまずまず
・残業は多少あるが、家族との時間もとれ、娘もなついている

(4)~(6)は、自分の未来の姿をイメージして、「見える化」するための質問です。

(4)では、(1)で決めたことが、10点満点で2~3点くらいうまくいったケースをイメージしてみてください。

【あなたの答え】
C

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