第1回 怒りで、ジダンが失ったもの、フェデラーが得たもの

日々の生活に取り入れよう

冒頭に記したとおり、「アンガーマネジメント」は、「怒りの感情と上手に付き合う」と意訳される。
 「上手に付き合う」とは、「怒りの感情をコントロールし、今できることに集中する」、「怒りの感情を建設的に活用し、目標達成へのエンジンにする」といった「付き合いかた」のことだ。
 怒りの感情は、「何かを壊す」ことがとても得意だが、一方で「何かを生み出す」ためのモチベーションとして非常に大きな力となり得る。
 今回は、ジダン選手が怒りをコントロールできずに失った名誉、フェデラー選手が怒りをエンジンにして得た勝利を例にあげた。
 有名アスリートの例はわかりやすいものだが、私たちも、普段の生活の中でのイライラや、怒りの感情を建設的なモチベーションに変えることで、様々なパフォーマンスを高めることができる。
 例えば、失恋した女性が「絶対キレイになってやる」と決心したり、不本意な異動を命ぜられたサラリーマンが「ここで絶対に実績をあげてやる」と意気込んだり、受験に失敗した学生が「来年は絶対に合格してやる」とリベンジを誓うなど、私たちの身近には怒りをエンジンにしている例が豊富にある。
 これらのような状況を形成するのに役立つのがアンガーマネジメントだ。
 日々のイライラを不毛な怒りにするのではなく、上手にマネジメントして、生産性の高い取組みへとつなげていきたいものだ。

ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 今見るべきネット配信番組
  • 日本野球の今そこにある危機
  • 新競馬好きエコノミストの市場深読み劇場
  • 賃金・生涯給料ランキング
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
脱・ストレス 不安加速社会<br>への4つの処方箋

コロナ禍で、人と会ったり飲み会をしたりといった従来のストレス解消法がしづらくなっています。そんな今だからこそ、「脳」「睡眠」「運動」「食事」の専門家が教えるコンディショニング術でストレスフリーな状態を目指しましょう。

  • 新刊
  • ランキング
東洋経済education×ICT